水上アキラです。良いコピーを書くには事前の調査が欠かせません。
できれば専門家なみに、商品やサービスのことを調べ上げる必要があります。
とはいっても、調べたことをただ並べて書くだけでは
読み手はほとんど反応しないでしょう。
そんなときに役立つのが、「FABの公式」です。
Feature 〜機能を書く〜
「FABの公式」の最初のFは、Feature(機能)です。
コピーを書く際は、まずはこの最初のステップで、
商品やサービスの「機能」を紹介します。
たとえば「防水機能の付いたタブレット」を紹介するとしましょう。
まずはこんな感じに、タブレットの「機能」について書きます。
『IP7相当の防水機能』
もちろんこれだけの情報では、専門家やマニアでもない限り
「ふーん、だから?」で終わりです。
そこで、次のステップに進みます。
Advantage 〜特徴・利点〜
「FABの公式」のAは、Advantage(特徴・利点)のことです。
最初に書いた機能からどんな「特徴・利点」が引き出されるのかを書きます。
たとえばこんな感じです。
『水中に30分間浸かっても悪影響を受けません』
ただの機能紹介よりはイメージしやすいですよね。
とはいっても、それでもまだピンときません。
そこで次のステップです。
Benefit 〜利益〜
「FABの公式」のBは、Benefit(利益)です。
このステップでは、紹介する商品・サービスの特徴・利点が、
読み手にとってどんな「利益(ベネフィット)」になるのかを説明します。
たとえばこんな感じです。
『お風呂の中で映画を見たり、
ネットサーフィンを楽しむことができます!』
さすがにここまで読めば、読み手は具体的なイメージを
ふくらませることができます。
その結果、「なるほど、欲しい!」と思ってもらえればしめたもの。
FABの公式に沿って書くコツ
ちなみにFABの公式に沿って文章を組み立てるには、ちょっとしたコツがあります。
ポイントは、『だから』というキーワード。
お手本を見てみましょう。
『IP7相当の防水機能』(機能)
→『(だから)水中に30分間浸かっても悪影響を受けません』(特徴・利点)
→『(だから)お風呂の中で映画を見たり、ネットサーフィンを楽しむことができます』(利益)
こうして並べてみると、意外と単純な構造になってますよね?
読み手に商品やサービスの魅力を感じさせるためには、
その人にとってのメリットをしっかりイメージさせるのが一番の近道です。
そのためにも、常にFABの公式を意識したコピーライティングを心がけていきましょう。
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