ドラゴンボール超ブロリーの正直な評価と感想

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水上アキトです。ドラゴンボール超ブロリーを劇場で見てきて感じた評価と感想です。

個人的には、4.6/5.0というところです。

たぶん2回見ても良いと言える映画でした。

作品を尊重したいのでネタバレはあまりしませんが、
ポイントはついつい書いてしまうかも。

 

新旧ファンを取り込む設定が素晴らしい

言うまでもないですが、年末年始&親子共に見られる映画です。

少年ジャンプ読者当時の人は当然であり、
今年放送されていたテレビ版で子供たちも新たに認知され
しかもブロリーという有名な敵キャラを再設定した作りです。

6日で100万人突破とか、
興行収入があっさりと20億円を突破したのも納得できる人気です。

 

ブロリーは昔、2作ほど映画出演で使われたキャラクターですが、
その2つとも無かったことにされてますが、
そういう設定だと理解した上でも面白く見られました。

ギャグ風味でイマイチだった『神と神』や
フリーザがメインの『復活のF』から
さらに延長された世界で初めて会った風の設定です。

 

 

そして、
悟空の兄、ベジータの弟、ナッパ、
ドドリア、ザーボン、ギニュー特戦隊、
など全員セリフがあったかはともかく
原作ファンならみんな知ってるようなキャラ達がたくさんご出演。

 

それに原作シーンが瞬間的にそのまま使われるところも何個かあって
ほぼドラゴンボールの1から10までのあちこちから切り取られてます。

思い出補正ってやつがヤバイ。

本編前のCMではシティーハンター劇場版の予告も入るあたり、
タイミング的に分かってるなというところ。

 

過去から現在への繋ぎで鳥肌

悟空、ベジータ、フリーザの幼少時代とか
バーダックの有名なシーンなどが続き、
原作ファンならみんな知ってる内容だからこそ
それぞれの関係性やその後も分かっているのに、
そこから現在への持っていき方がヤバかった。

アイツが今はこうなってる、っていうそれぞれの心境を思うと
感慨深いものがありました。

 

設定が変わっているところは、まぁご愛敬かなと。

世界観が最高すぎる

やっぱり鳥山明&鳥嶋和彦コンビは
神だったのかと再確認させられるような作品なんですね。

ドラゴンボールって、『ストーリー:鳥嶋和彦、画:鳥山明』
みたいな作品だと思っているので、
片方1人だけでは絶対に成立してないほどの存在です。

 

ヒット作ではお決まりの『勧善懲悪』になってますし
バトル物の代表にもなっているのに
キャラクターたち1人1人が活きているんですよね。

人間性が伝わってくると、人はこんなに惹かれるんだという。

ブルマとか、コミック第1巻からフリーザ編、セル編、ブウ編、超編、と
ずっとメインどころでも出まくってる超重要人物ですからね。

 

さも、ああいう世界がどこかに存在してるんじゃないか
と感じさせられるほど作り込まれてるのも人気の証拠かな。

 

 

それに絶対的な悪であるフリーザまで
ギャグ風味を出してきてるのが
ジャンプ当時じゃ絶対に考えられないかなと。

鳥山さん本来のギャグ満載感にしたかった雰囲気は伝わります。

 

ドラゴンボールを集めること自体は
ジャンプ連載当時はバトル漫画に偏りだして
徐々に必要性が失われつつあったものの、
映画ではちゃんと超重要ポイントで使われますね。

 

作画と迫力で目を離せない

ドラゴンボール超のテレビ版はあまり見ることはできなかったものの
バトルシーンの作画がちょっと凄くないか?と感じたのが
今回の映画を見て思った第一印象でした。

 

やっぱりこれは映画館でしか味わえない特権です。

鳥肌立ったようなシーンもあちこちに。

 

 

あと、

『うりゃーーーー』

『どりゃーーーー』

『ギャーーーー』

だけで時間が過ぎるのはドラゴンボールのお決まりになってますが、
声優さんたちも、どんな収録現場だったのか
想像するだけでも迫力が伝わってきます。

元気すぎるだろうって。

 

シュールな場面の次の瞬間ギャグで笑かす

前半のメインはフリーザで進行されていくので
笑えるかどうかは少なめですけど、
素の悟空&ベジータとか、ウィス&ブルマとかは、
やっぱり緩和剤になってますね。

出てきただけで場の空気が柔らかくなるんです。

ベジータも既に第2主人公みたいなもんですし
フリーザがいるから作品に緊張感が出てくるんです。

 

もはや悟空よりも、ベジータとフリーザのファン、
多いんじゃないのかっていうほどキャラが立ってますよね。

 

合体のときのあれも、やっぱり入るのかっていう。

あの間、フリーザは1時間も戦闘中って考えると結構お疲れって。

 

テレビ版を見ている前提

悟空もベジータもバトル中の変化がコロコロ変わります。

金色どころか赤くなったり青くなったり。

これは最近放送されていた新テレビ版を見てないと知らないのもあり、
学生時代に見た原作から久しぶりに見るお父さんたちは
『これ、何?』状態になるんじゃないかと。

 

強さのインフレが、度を越しまくっているので、
今が何の状態で、どれだけ強さが増したのかはサッパリ分からない。

変化したと思ったらすぐ次の形態になるのは
まぁ時間の尺的に仕方ないところか。

 

なぜ氷河に打ち付けられて体力消耗?

とんでもない戦闘力の持ち主同士で殴り合っているときは平気なのに
氷河に叩きつけられるところで何故あれほど傷だらけになったり
体力消耗が激しくなるのか。

星ごと破壊できるパワーがある彼らが、たかが氷にボロボロにされるとか。

 

ブロリーの絶望感は1作目のほうがあった

ブロリーは普段でもあまり喋らないはずで、
何故だか一方的に悟空やベジータを憎んでいたりなどしてたのが
割と人間味を出していたり、違和感はあったかな。

 

1作目の『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』
を見たときは、どうしようもないほどの絶望感があった気がしました。

それほどにブロリーの強さの演出が際立ってた記憶があります。

 

当時のは、ベジータは完全に噛ませ犬だったし、
今みたいにスーパーサイヤ人のバーゲンセールじゃなかったので
ブロリー相手にこれ以上の強さをどうやって出せるんだ?と
観客を不安にさせるところもありました。

 

総評

トータルすると、私は最高に面白いコンテンツだったと思います。

日本の漫画やアニメが評価されているのは、
細かなキャラ設定や、迫力の凄さ。

その時代にウケる作品の王道を通っていくストーリー展開と
見るものを惹きつけて止まない画力が
さらに作品のブランドを高めていくのかなと。

 

作っているクリエイティブの人たちのことを思うと、
最高にやり切った感はあったのかなという気がしますね。

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