水上アキラです。職業というのは生きる上で手段なだけであって、
必ずしもそれだけを一生やり続ける必要は無いはずです。
しかし、中には他の選択肢なんて浮かばないほどに
強烈なメンタル崩壊を引き起こしてしまうと命を絶ってしまう職業すら
あることがアメリカでは知られています。
今回はそんな鬱病になりやすい職業ランキングをトップ10から公開します。
かなり意外性と納得の理由もあるんです。
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【第10位・薬剤師】
国民保険のある日本ではイメージしにくいですが、
海外ではそんな仕組みが無いことが多いです。
なので、『救急車を呼んだら10万円取られる』とか
『盲腸の手術に500万円かかった』なんて話がザラにあります。
医療費がメチャクチャ高額ということです。
そんな薬代の払えない患者たちから怒りと非難の矛先が向けられ、
本来は人のためにという思いから苦労して薬剤師になったのに
力になってあげられない現実に失望して精神病にかかる人もいるんです。
また、製薬会社は熾烈なシェア争いをしていて、
力関係で言えば薬剤師は製薬会社の言われるがままで
キツい圧力が掛けられることもあるようです。
【第9位・科学者】
イメージ的には天才肌や優秀な人材と思われやすいですが
そんな人同士で競争して新発見をすることが使命であり、
できなければ劣等感を食らうような世界です。
たとえ東大に入れたからと言って、外の人間から見れば
尊敬の眼差しを受けるかもしれませんが、
東大の中で成績ビリともなると
身近な周りの視線を浴びながらの日々が苦しくなるのと似ています。
研究所や部屋に籠るような生活の中で、
成果が何も産みだせなければ、収入源にもなりませんし、
そもそもの存在価値を問われるため相当のストレスに襲われる人も少なくありません。
【第8位・農家】
アメリカの農業は全産業の中でも貧困として有名です。
年収200万円程度にしかならず、ほとんどの農家が
兼業でやっと生活を保てるレベルです。
そもそも農家は、収入が自然に左右され、
肉体労働が朝から晩まで続き、
日本でも若手からは跡を継ぎたくないなど
嫌われやすい職業の1つです。
さらには高額な重機の購入、維持、メンテナンスや
肥料の選別と仕入れなど経費もバカになりません。
重機による事故だって起こります。
農家を辞めてもそのノウハウが活かせる仕事がないことで
諦めたり絶望感が起こったり、潰しが効かないのも特徴です。
【第7位・電気工事士】
新築マンションがどんどん作られるのは景気が良い時だけであり、
不景気になると電気工事の案件も競争で勝ち取るしか無くなります。
たとえ人手不足だと言っても、案件そのものが発生しなくては
仕事ができません。
また、所詮は作業員の域を大きく超えることはできず
高額年収に繋がる仕組みを持つまでにはなりにくく
定年まで繰り返されるようです。
【第6位・不動産会社】
トランプ大統領のように元々一代で成功した人物には
不動産によるものも多いのですが、
やってる内容と言えば『安く買って高く売る』という
普通の商売と同じです。
取り扱う金額の規模が超高額であるため、
大成功か大失敗にしかならず、
安定とは無関係のストレス社会の代表です。
ほんのワンミスで5億円が飛ぶ、
みたいな世界では責任や擦りつけ合いが日常で、
やはり鬱や自殺率も高めなようです。
【第5位・警察官】
日本ですら原宿暴走車の担当警官が署内で自殺や
交番勤務していたら訪問者に銃を奪われて射殺など、
昔よりも危険とストレスが多そうなイメージが
さほど珍しくなくなっています。
ただでさえ犯罪は現行犯だと
いつ発生するか分からないこともあり
常に気を張っていないと命が脅かされる職業です。
凶悪事件の現場を最初に目撃するのも警官ですし、
災害時だって重病人を見るなど
PTSDやフラッシュバックを起こす警官だっています。
夢にうなされたり、睡眠不足に陥るなど、
誰かがやるだろう仕事を押し付けられている側面もあり
そのストレスは尋常じゃないことが伺えます。
【第4位・弁護士】
テレビドラマで見る弁護士は、颯爽としていて
知的でカッコよく描かれてますが、所詮はドラマです。
実際は訴訟を戦うことは簡単なことではなく、
1つの案件で何か月も何年も争うことだってあります。
クライアントがいるからこそ仕事が成立するので
無茶な要求をしてくる人だっていますし、
長時間労働も常態化しています。
それに加えて案件の依頼は
熟練の経験者に集中しますし、
国家資格のために若手は
弁護士事務所で経験を積むしかないのに
事務所の強弱や派閥争いや、
勉強になる案件に巡り合えないこともあります。
独立したから依頼がポンポン入るわけでもなく
やはり同業者との集客争いもあります。
うつ病になりやすいことは
あまり報道でも表に出てきにくい職業です。
【第3位・金融業、トレーダー】
株やFXなど個人投資家は世界中にいます。
そして、プールされたものをお互いに取り合っているだけです。
バブル崩壊、ライブドアショック、リーマンショック、
などは日本でも多くの人が破綻や自殺未遂をしたとされています。
自然界からニョキニョキとお金が生えてくるわけではなく、
得する人がいれば、その分の損した人たちがいるだけです。
証券会社に勤めていて独立して自身でも投資をしたり
コンサル業をしていたが読み違えて非難や責任追及の目に遭った人もいます。
詳しければ確実に勝てるなんてわけがなく、
情報力と決断力を日々酷使しているので
一瞬でメンタルがやられる状況に陥りやすいのが
他の職業と比べると段違いです。
【第2位・歯医者】
昔は弁護士と並んで人気があり、その職業になりさえすれば一生安泰、
とまで言われていたはずの仕事でしたが、
時代の波に飲まれた代表的なものの一つです。
まず、超競争社会になっています。
日本国内でも歯医者はコンビニよりクリニック数が多いと統計が出ています。
なのに、コンビニほど利用者が多いわけがありません。
患者1人あたりの単価が良いとは言え、
ライバルのクリニックが多いので患者も分散します。
さらに逮捕など悪徳歯医者が報道でも出てくるようになり
歯医者に対するイメージ悪化も出ています。
また、教師で言えばモンスターペアレントですが、
歯医者の患者にもモンスター患者が出ているようで
この対応へのストレスも加わっているんだとか。
医者であれば国家資格を取るまでは同じなので
外科の先生が内科も兼任するなどは可能ですが
歯医者になるのは歯科大学、
つまり、歯医者しかできないので潰しが効かないという。
独立してクリニックを建てるにも数千万円が掛かり、
治療用の椅子、ライト、処置道具、薬などの購入と
看護師さん、受付事務員などを雇うことでさらに掛かります。
それらの借金を返しながら患者を集めるのは
もはや医療従事者というより経営者に近い目を持ってないと潰れます。
では、1位は何かと言うと、、、
【第1位・医者】
まさかの結果です。
この職業ランキングでは、一般的には優秀であり
人々から羨ましく思われがちなものも多いだけに医者がトップだとは。
医者の現実は、あまり表に出ていないだけであって、
やはり相当ストレスの掛かる職業だということです。
25%の研修医が抑うつ状態というデータも出ているほどです。
●休みがほとんど無い
そもそも医者になるための医学部に入るにはそれこそ
1日16時間勉強できるようなレベルの子しか入れません。
クラスでトップを保つのが当たり前な優秀さを持ち、
医学部に入ってからは解剖の実習、患者との対話、
そして難関の国家資格が取れてやっと医者です。
ずっと勉強漬けだったのに医者になれたら
今度は実習の繰り返しです。
病院なら当直や夜勤もあり、生活リズムも不規則になりがち。
●開業医になっても自由が無い
独立事業者の中でも最も収入と安定がありそうな医者ですが
時間外や休日でも患者は平気で訪問したり電話してきます。
そもそも時間内に来院した患者だけでも
処置が全員完了できるわけでもなく
1時間2時間と過ぎていきます。
休憩を一体どのタイミングで取ってるんだとすら思いますね。
●1つの医療ミスで人生が終わりかねない
今では報道されることも珍しくなくなっており、
病院の院長が会見で頭を下げるシーンも見かけます。
人のためになる最上級の職業のはずなのに
たったの1回すらミスが許されない現場には
ストレスなんて生易しい言葉では済まされない
ピリピリした空気が漂っています。
【うつ病になりやすい職業ランキングTOP10まとめ】
今回のランキングは海外からのデータでもあり
でもそれは日本とて例外ではないものが
チラホラと見えていたはずです。
生きてさえいれば、命さえあれば
人間はやり直すこともできます。
周りの視線なんか気にする必要ないはずです。
言いたい奴には言わせておけばいいんです。
希望を見失ったときは、少し休息の時間として
ゆっくり考える環境を持つと良いと思います。
水上でした。
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