水上アキラです。ライティング上手な人はイメージを使うのが上手く、
話が上手な人は、たとえ話が上手です。
話の内容が具体的にイメージできれば、聞き手にとって理解しやすいうえ、
話し手の意図も正しく伝わりやすいからです。
このようなテクニックは、コピーライティングでは「UPWORDSの公式」と呼ばれています。
UPWORDSの公式とは
UPWORDSというのは、次の単語の頭文字を並べた造語です。
- Universal
- Picture
- Words
- Or
- Relative
- Descriptive
- Sentence
そして、UPWORDSを日本語にすると、
鮮明にイメージできる言葉・関連が簡単に思い浮かぶ表現
という意味になります。
たとえば、
- 1000mgのビタミンC
- レモン50個分のビタミンC
という表現では内容は同じですが、後のほうが圧倒的にイメージしやすいですよね。
伝えたい情報を「視覚化」させる。
これがUPWORDSなんです。
ちなみにUPWORDSを効果的に使うには4つのコツがあります。
それを順番に見ていきましょう。
Repetitious Word 〜繰り返す言葉〜
数分前に聞いたばかりの話を、あっさり忘れてしまった、
そんな経験、ありますよね?
一般に、ある情報をしっかり記憶するためには、
同じ内容を3回以上くり返す必要があるそうです。
少なくとも3回見聞きすることで、脳の中にその情報が刷り込まれるのです。
ですからコピーライティングをする際も、
特に強調したい内容を3回は繰り返すようにしましょう。
Emotional Word 〜感情に訴える言葉〜
- 『新幹線を使えば短時間で移動できます』
- 『新幹線を使えば自由な時間が増えます』
あなたが「いいなぁ」と思うのは、どちらの表現ですか?
単なる例題ですが、どちらかと言えば後者なのかなと。
このように内容は同じでも、
「事実や状態」より「読み手にとってのメリット」
を語ることで、読み手の感情に訴えかけることができます。
Positive Word 〜肯定的な言葉〜
読み手の印象を良くする(そして反応を上げる)ために、
できるだけ肯定的な言葉や積極的な言葉を使うようにしましょう。
たとえば、『古くて狭い居酒屋』と『ノスタルジックでこじんまりした居酒屋』。
同じお店を表現していても、後者の方がポジティブな印象ですよね。
Summarize 〜要約〜
人間は忘れっぽい生き物です。
特に長話を聞いたり長文を読んだりすると、
前半の内容が記憶に残らないこともしばしばです。
そこで、文章の最後に「要点のまとめ」を入れるようにしましょう。
まとめ
コピーを効果的なものにするためには、イメージを上手に活用する必要があります。
上で説明した4つのコツをしっかり意識して、
UPWORDSのテクニックを使いこなせるようになりましょう。
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