プロブロガー VS アフィリエイター どっちが稼げるの?

SEO対策

水上アキラです。最近ネットで見かけるのがプロブロガーを名乗る人たちです。

彼らはブログを書くだけでお金を稼いでいますが、
新しくプロブロガーを目指す人たちのほとんどが全然稼げていないという話も聞きます。

明確な理由を知ってますか?

 

また、アフィリエイターとも少し違います。

そもそもプロブロガーとアフィリエイターの違いって何か知ってますか?

ここには収益モデルと向いている目線が異なっているんです。

 

収益モデルの違い

プロブロガーの収益源

彼らは、アクセス重視にブログを書いています。

月10万PVとか50万PVなど、多くのアクセスを集めることをやたらと謳っています。

 

収益源となるものはクリック型広告、
つまりGoogle Adsense、Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト
などを貼っているくらいです。

これらは特に売りつける必要もなく、だいたい一定の割合でクリックされていきます。

 

たとえば、

100PV中2回がクリックされるとして1クリック単価を20円とします。

10万PVだと、2000クリック×20円=40000円です。

50万PVだと、10000クリック×20円=20万円ですね。

 

クリック単価は平均20円で変わらないので、
収益を上げるにはPV数や広告クリック数を上げるだけで
合計金額が上がるのが分かります。

 

あとは、ブランディングを利用して
本や電子書籍を出版したり、グッズ販売などもありますね。

 

アフィリエイターの収益源

一方、アフィリエイターたちの収益モデルはというと、
物販アフィリエイト、情報商材アフィリエイトなどのように
販売するための明確な商品があり、それが1つ売れるたびに何%の報酬を受取る
完全歩合制の収益モデルです。

 

たとえば、新製品の定価5000円ダイエットサプリがあるとして
1つ売れたら2000円の報酬がもらえる広告があるとします。

 

1万PVのブログで広告クリックが500回されるとして、
そのうちの100人が購入すれば
2000円×100人=20万円となります。

 

同じ20万円でも、PV数が50分の1になってますね。

アフィリエイターはPV重視ではなく、
稼げる広告の商品選定と広告クリック数を重視しています。

どちらも媒体は同じようにWordPressや無料ブログを使っていて、
同じようにGoogle検索に出てきますが、収益モデルはこんなに違うのが分かりますね。

アフィリエイトとは? 初心者でも理解できる基本的な仕組み
初心者でもアフィリエイトが分かるように解説しています。

 

 

ライティングの違い

ライティング、つまり文章の書き方も
プロブロガーとアフィリエイターでは違います。

 

プロブロガーの場合

  • ごくありふれた日常
  • 生活の身近な内容
  • トレンド性
  • ニュース
  • 思想
  • 批判

など自分の考え方を書いているものが多いです。

その記事に対して同調するものがアクセスしやすかったり、
逆に批判する人もアクセスします。

芸能人の炎上ブログなどもプロブロガーに入りますからね。

要は、自分をネットで売り込んでいるわけです。

 

アフィリエイターの場合

  • 商品の説明
  • 商品の使い方
  • 商品のメリット
  • 商品のデメリット
  • 商品の買い方
  • 商品の感想

のように自分は一切出さず、商品についての特化型ブログが多いです。

自分の素性は一切出す必要が無いので、twitterやFacebookなどSNSの必要性も無く
プライベートを切り売りすることもなく、
顔出しも無ければ実名も不要というのが大きな違いです。

 

また、売れるためのライティングができるようにスキルアップが可能です。

コピーライティング
「コピーライティング」の記事一覧です。

 

 

運営ブログの違い

プロブロガーの運営傾向

プロブロガーたちはメインブログを1つに集中させ
長期に渡って数百記事を書いていくことで
膨大なPVを産むことに集中しています。

もともとはアクセスの集まりやすい
アメブロ、はてなブログ、ライブドアブログなど無料ブログで始めていって
やがてPVが増えるにつれて独自ドメイン取得からWordPressを導入して
レンタルサーバを持ち、多いアクセスにも耐えられる容量にしていきます。

 

アフィリエイターの運用傾向

アフィリエイターは無料ブログはメインに使わずに、
メインブログに流すための導線として使います。

無料ブログでは運営会社による広告が多数あるため、
せっかくのアクセスがそちらに流れてしまうからです。

 

最初から独自ドメイン、レンタルサーバ、WordPressを使っていくことで
資産となるブログを幾つも持ったり、リスク分散をします。

WordPressでアフィリエイトして稼ぐまでの流れを徹底解説!
WordPress初心者に分かりやすいようにインストールや広告の付け方など使い方全般を解説しています。

 

 

集客方法の違い

プロブロガーの集客

自分を売り込みたいプロブロガーにとっては、
twitterやインスタグラムなどSNSは最も使える集客方法として利用します。

属性に偏りのない、普通の一般人が集まるブログになります。

 

オンラインセミナーを開いたり、お互いのブログを見せ合ったり、
PVが多い有名人と絡みだすことで
アクセスの横流しみたいなこともお互いにやってますね。

Youtuberでもお馴染みの光景です。

 

アフィリエイターの集客

一方、アフィリエイターはSEO対策をしてGoogle検索上位に上げたり、
PPCのようにリスティング広告を出稿して人を集めたりします。

キーワード戦略が命であり、関連記事を多く書くことでサイトパワーを高め、
似たような悩みを持つ属性の人を集めるスキルを持っています。

 

ブログ、NAVERまとめ、無料レポート、メルマガ、SNS、Youtubeなど
Webサービスのあちこちから同じ属性の人だけを抽出することで
メインブログでは限られたアクセスでも報酬発生させられるようになります。

ブログのアクセスが増えないときに見たい20個の常識
アクセスアップに繋がるポイントを20個解説しています。

 

 

リスクの違い

プロブロガーのリスク

ブランディング優先なので、人気があるときは
『今日はカレーを食べました!』
のようなしょうもない記事でさえも1万PVいったりしますね。

 

これが何か問題発言、行動、暴言、などによって炎上したとき
芸能人ならまだ本業のオファーが続けば仕事はありますが、
プロブロガーの場合はどうですかね。

いなくなっても誰も困らないので無価値になりかねないです。

 

WordPressは世界中で使われてるので、ハッカーから狙われやすいリスクもあります。

プロブロガーは、もともとブログも1つだけで運営しているので、
ウィルス感染とかWordPressの改ざんなどで閲覧者に被害が出たりすると
悪の根源みたいにも見られかねません。

 

アフィリエイターのリスク

だからと言ってアフィリエイターもリスクが無いわけではありません。

ブログ運営という意味ではハッキングの恐れも0では無いので
WordPressもレンタルサーバも独自ドメインも複数個を運営してます。

1ヶ所に集中させることはせず、常にリスク分散を考えてます。

 

広告も1つだけに絞っていると広告主が終了してしまうと
道連れで死ぬことになるので、複数の広告を扱います。

なので、あまり1つのブログにこだわるようなことがなく、
ダメなら次また作るくらいの損切りの気持ちでやってますね。

 

両方に共通するリスク

WordPressと無料ブログで起こるリスク

先に述べたようにハッキングはある日突然やってきます。災害と同じです。

パソコンのウィルス対策ソフトもWordPressとプラグインも
常に最新バージョンに更新する姿勢が必要です。

 

完全歩合制である

プロブロガーもアフィリエイターも
営業マンと同じように上限なく自分が稼ぎたいだけ稼げますが、
逆に稼げない人はいつまで経っても稼げていません。

その理由は、売るのが下手だからとしか言えないでしょう。

 

収入までに時間が掛かる

いくらSEO対策をやろうと、どんなにブログに良い記事を書こうと
プロブロガーは一朝一夕でブランディングはできませんし、
アフィリエイターも報酬発生までに2ヵ月3か月は掛かります。

そこで諦める人は素直に本業だけやっておいたほうが良いです。

 

何かを失うリスクがある

本業以外でブログを書く時間が必要になります。

2時間3時間かかるなら、酒を飲みに行く時間や遊ぶ時間を削ることになります。

周りとの付き合いが悪くなって友人を失うかもしれません。

それらをリスクと思うか、将来への賭けにできるか気持ちの問題です。

 

ブログ名とデザインの違い

プロブロガーのデザイン

プロブロガーたちは自分のブランディングがメインなので
個性を思いきり出す必要性が高いです。

普通の一般人っぽさよりも、スター性やカリスマ性が求められ、
ブログ名も普通では思いつかないような名前が付けられてることが多いです。

ブログのタイトルだけ見れば、何を言ってるのか意味不明なのありますよね。

多分、相当頭をひねって、この世に2つと無いタイトルに行きついた感じです。

 

デザインも派手にして目を惹くわけです。

中身は他にスキルも無いような、どこにでもいそうな単なる凡人なのに、
ブログをキラキラ魅せることで錯覚させてアクセスを増やすやり方を取ってます。

 

アフィリエイターのデザイン

アフィリエイターたちは、むしろブログ名もデザインも平凡です。

そんなところに頭を使う理由が無いからです。

ブログで考えることは、いかに報酬発生させられるかだけであり、
目的とターゲットがプロブロガーとは違うからです。

 

悩みを解決させるための構成のほうが求められるので
誰でも分かりやすいブログ名にしたり、
デザインも質素で万人が嫌いではない目線の作りが多いです。

何よりも、広告によってWordPressブログ自体を何個も作り分けるので
1つのブログにいちいちそこまで時間をかけません。

 

 

更新頻度の違い

プロブロガーの場合

これは、恐らく一生記事を書き続けるスタイルになるでしょう。

3年も5年も書かれているブログはいっぱいありますが、
ある時期でピタッと止まっているものも少なくありませんよね。

 

1ヵ月も更新が止まる = 辞めた

としか思いませんよね。

一度そう思われたブログはもう人々の興味が薄れ、少しずつ離れていきます。

 

更新が止まったからといってGoogleがすぐに検索を落としたりはしませんが
人の心は常に新しいものに飛びつくので一度離れてしまうと、なかなか戻りません。

辞めたくなったときにいつでも辞められないのは
ストレスやプレッシャーの元になります。

 

何よりも、全て自分の言葉で書かないと統一感を失ってしまい
ブランディングにもブレが生じるので外注さんには慎重になります。

 

アフィリエイターの場合

ある商品を売る目的であるアフィリエイターは、
商品自体にブログを分けるので、
WordPressを日々書くような日記タイプではなく、ホームページ型に使います。

 

ホームページ型は、最初にバーッと書いたら新ネタが入ったときに追加するくらいで、
50記事100記事とある程度まとまった情報を入れ終わったら
そのブログの更新はしなくなっても情報を求めてくる人数は変動が少ないので
ブログを放置しておけます。

 

需要から考えて供給できるサイトを作成しているわけですから、
需要が無くならない限り、解決方法を求めてアクセスされてくるんです。

人によってはGoogleの50位でも100位でも検索してくるので
常に一定のアクセス数は保てて、報酬も長く保ちやすいです。

 

記事を書くのが面倒になったら外注さんに頼んだり、
バイトを雇って組織化するなど、
自分は他の事に集中することもできるようになります。

 

まとめ

プロブロガーもアフィリエイターもネットで収入を得るのは変わりませんが
こんなに色んな場面で違いがあるということが改めて分かりました。

WordPressで運営する共通項があるものの、
報酬形態も違いますし、アクセス数だけを考えるわけでも無いのです。

 

それぞれに戦略もリスクも違いますし、
その人の性格によっても変わってくると思います。

どちらに進むかは自分自身で決めるしかありませんし、
1つ共通のメリットとして言えることは、
どちらもやり方次第で稼げるということですかね。

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