水上アキラです。思いどおりにいかない、毎日が同じことの繰り返し、楽しくない、
というのは大人になると顕著に現れてきます。
子供の頃は、まだ未来への希望があるので深刻さで考えると大人のほうが重めです。
しかし、楽しくないことには原因があるんです。
ここを意識するだけで考え方やストレスの軽減にも繋がると思います。
日常に変化が全く無いから
普通の男性会社員やOLなら、
- 起床する
- 朝食
- 出社
- 午前の仕事
- 昼食
- 午後の仕事
- 帰宅
これだけを延々と週5日続けるだけの毎日を65歳まで送ります。
安定重視の考えなのでしょうから、何の波も起こらず
ひたすら同じ日々の繰り返しです。
私は毎朝同じ時間に起きるだけで既に苦痛になってました。
専業主婦のほうが子育てや近所付き合いなど
よっぽど日常に変化が富んでいます。
たぶん、楽しくないとか考えるヒマすら無いまま
時間が過ぎ去っていく感覚なのではないでしょうか。
そして、会社の仕事と言えば
得てして『ルーチンワーク』『同じ作業の繰り返し』なので
ますます変化と程遠い時間になるわけです。
これは楽しくないですね。
つまり、変化や波の無い日々のせいで楽しくない状態が作られているわけです。
他人の価値観によって歩んできたから
育てられた家庭環境にも大きく左右してきます。
小学生までは誰もが似たような毎日ですが、中学高校と成長すると
親たちも具体的に子供の人生設計を考えるようになります。
そして、こうあるべきだという方針を子供と話すようになりますね。
『●●しなくてはならない』
『××してはダメだ』
『■■の道がお前には合っている』
などの客観的な意見を聞くことで、少なからず影響は受けるんです。
親が望んだ通りに高校に進学し、大学に入り、
まだ社会を知らない子供に対して
どんな企業が良いのか、何の職業が良いのか、意見されます。
学校や塾に通っても、そこでは教師に教わります。
やはり『●●しなくてはならない』など叩き込まれていき
自分の意思よりも『他人が持っている常識や普通』を教えられます。
友達や恋人からも色んな比較や情報が入ってきます。
目線が近いだけあって、かなり影響されやすくなります。
このようにそれまでに多くの人たちの意見によって
自分の意思を押し殺してきた人は
流されやすい人間に作られてしまったわけです。
それに比べると自分で決断、判断、行動する人というのは
責任の持ち方が全然変わってくるので
とてもエネルギッシュで熱意が外に出てくるほどです。
自分で自分を嫌っているから
人間である限り、多くの人が自分自身にコンプレックスを抱えています。
どんなに美人でも、ウエストの細さをずっと気にしていたり、
業績トップの営業マンでも、1位を保つことのストレスに悩みます。
傍から見れば羨ましく思える人たちも
それなりに悩みを持ち、苦しんでいるものです。
そして、自分を嫌いになるほどまで進行すると
楽しくないという感情が出てきて
コンプレックスに悩まされるわけです。
- 何で私はいつもこうなんだ
- どうしてこんな目にばかり遭うんだ
- またやらかしてしまった
という思いが募ってしまっては楽しいわけが無いです。
1つの対策として、他人と比較するのを辞めることです。
自分が劣等感を持つのは、優れた人物と比較してしまっているからです。
でも、実際はその優れた人物というのも
先に述べたように自身ではコンプレックスに悩まされているものです。
彼らがどんなに先に進もうと、あなたは自分のペースで進めばいいだけです。
その人はその人、あなたはあなた、ってことです。
本当にやりたいことに気付いてないから
親、教師、友人、恋人、など他人が望んだように歩んできて、
やりたくもなかった仕事で毎日が平凡に進んでいき、
何の変化もないまま生きていると
思考回路が停止してしまって本当にやりたいことに気付かなくなります。
結果的に、『人生が楽しくない』となるのも分かりますよね。
自分の人生なのに、他人が介入してきて
他人が一方的に意見を述べて
あとは放置されるって感じなので、自分の意思がどこにもありません。
つまらないと思います。
ロボットみたいに、従順に人の言うことを聞いているだけの感じです。
趣味でも遊びでも何でもいいから、自分が心から楽しいと思えるものを見つけ、
そのためには一歩踏み出す行動が何より重要です。
自分だけの人生なので、飛び込まないことには
先に何があるのかも分からないのです。
未体験なことを怖がっているから
子供の頃は、1日、1週間、1ヵ月、1年、が長く感じたけど
大人になったら時間が短く感じる人が多いようです。
これは、感動が無いからです。
子供の頃は、全てが初経験ばかりであり、
何をするにしても新鮮に感じるので
気持ち的にドキドキワクワクすることに長い時間を費やします。
しかし、大人になると多くのことを一度は経験しているので
感動なんて無くなり、ワクワクもしません。
その分、次から次へと新しい情報が入ってくるので
情報更新のスピードが物凄く早いのです。
3日前の夕食に何を食べたか全く思い出せないのと似ています。
普通のカレーを食べたことに何の感動もありません。
でも、
- 生まれて初めてカニを食べた
- 念願のフランス料理店に行った
- 料理したこと無い人がハンバーグを作った
のように普段とは全然違う経験というのは
深く脳裏に突き刺さります。
未経験なことを経験するというのは、それほどのインパクトです。
未経験は予測ができないので不安や恐怖が先行しがちですが
いかにそれを乗り越える勇気が持てるかどうかです。
それだけでも人生に刺激が生まれ、楽しくない時間を変換させられるのです。
家族や友人や恋人など、ストッパーになる人も出てくるかもしれませんが
彼らの言うとおりに生きてきたからこそ退屈な人生になってるわけです。
一歩踏み出すだけで未来が変わる、となれば
あとはいかにチャンスを逃さないかということだけです。
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