東大卒でも仕事がないSさんが悲惨すぎて笑えない話

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水上アキトです。東大卒なのに就職に失敗して数か月のニート生活後、地元に帰ってハローワークで就職活動をするものの、何処にも採用されないSさんの話です。

死ぬほど勉強してやっとの思いで入った東京大学なのに何故?、って思いますよね。

Sさんは中学高校もずっと周りから認められるような成績であり、
両親や教師たちからも地元の星だと期待されていました。

しかし、よくよく読んでいくと決して他人事ではない
現在の日本の現状というのが見えてくるんです。

東大卒なのに地方の中小企業で採用されない理由

Sさんは留年もせず現役合格からストレートで卒業まで行ったのですが、
何らかの理由で新卒を逃します。

やりたいことが無かった、のような感じだと思います。

同級生たちは官僚コースに乗っかったり、大企業に進むなど、
いかにも普通の東大生の人生を歩み始めていました。

 

地元に帰ったSさんの頭にあったことは、
『自分は東大卒なんだから、いざとなったら何処でも入れるだろう』
という余裕からか、数か月くらい何もせずダラダラ生きてました。

そして、周りの目も気になりだし、
いよいよちゃんと定職に付かないとと思い、
地元のハローワークに出かけて求人票を見ながら応募していきます。

 

当然のように何社も書類選考は通っていくのですが、
第2面接まで進んでいって、会社の役員たちとの面接で感じたのが
『うちの会社であなたにふさわしい仕事って何だろう?』
という鈍い感触だったのです。

持て余してしまう存在に映っていたのです。

てっきり喜んで歓迎されるものだとばかり思っていたSさんは面食らったのです。

 

というのも、地方の会社というのは古くから地域密着だとか
同族経営だとか、人付き合いで仕事が成り立ってきたところも多く、
中卒なのに課長職なんてことも珍しくはない現実を見たのです。

下手に賢い社員だと、会社を乗っ取られる危険とすら思われるんだとか。

農業法人、漁業組合、など学歴が重視されてはいない会社に行っても
東大卒の価値を分かってもらえることもなく、
自分が入社を判断するどころか不採用通知が10個20個と届く日々です。

 

何枚も履歴書を書いて、何回も会社に足を運んで、
何回も面接で同じようなことを話して、
何人も哀れな目で見られる日々が続いた挙句、
全て不採用通知です。

 

東大卒が見た地方の給料の実態

 

都会で新卒入社なら月25万円スタートもさほど珍しくないですが、
地方の求人票には月15万円からというのも沢山見るようになり、
Sさんはそれまで都会暮らしだったこともあり、
とてもやっていける気がしなくなるのです。

移動も車が無ければ何もできないので、そんな余裕がどこにあるのかと
現実を突きつけられ、不安と心配で眠れないようになります。

 

さらに、地方だと工場地帯も多く、決まって汗水たらして働くような重労働です。

東大卒の自分がキツイ重労働なんてありえないと最初から省いていくと、
他に残るのはコンビニやスーパーなど小売店、
介護職、飲食店、営業マン、ガテン系、くらいしかヒットしなくなります。

 

東大卒だから給料アップ、なんてないことに愕然とするのです。

周りからは『東大卒なんだから就職なんて超楽勝でしょ』なんて言われる始末。

それがかえってプライドをくすぐって拒絶反応ばかりです。

日本がいかにレールから一歩外れた時点で終わる国なのかを物語ってます。

 

東大卒なら公務員試験も受かるはずなのに

そして、民間企業の現実を知った後、周りの声で公務員の道も模索します。

公務員になるには試験のための勉強が新たに必要ですが、
ただでさえ東大に入るのに毎日16時間勉強してきたようなSさんは
勉強に対してすっかり燃え尽きていたのです

優秀ではあっても勉強自体は好きではなかった人です。

 

自分が身に付くためにではなく、どこか強いられる受け身の姿勢だったので
勉強に対してポジティブに向き合えなくなっていたのです。

興味のあることに対しての勉強ならやる気も出るけど
一時的な受験や資格のためだけの勉強が苦痛になっていたのです。

よくそれで東大に受かったなと驚きますが、
後にして思えば不合格だったほうがSさんは良かったのかもしれません。

 

東大卒なら人生安泰というのは幻だった

 

勉強嫌いであっても、いつもクラスで1番という人はどこにでもいますが
Sさんはとにかく親や教師の言われるままに
『勉強さえしてれば一生安泰だから頑張って』
という勧めに対して着実にこなしてきたのに、悲惨な現実との直面です。

 

Sさんがハローワークで行った中小企業の役員面接で言われたのが
『うちじゃなくて市役所でも受けたらどうですか?』
という一言を受けたとき、もはや採用する気0で面接してるんだな、
と屈辱的な対応にショックだったのだとか。

確かに、地方側の立場でなってみると物珍しさで会ってみたい興味で
来社してもらったんじゃないかとすら感じちゃいますね。

 

東大卒で無職Sさんに対する書き込みも

とある書き込みの中にも、いくつか目を惹くものがありました。

 

『東大卒の人からすると、地方というのは
本当にありえないほどの価値感を持つ人ばかり。

そして、当然そっちが多数派なので、
正論を言っても想像を絶するほどの反論をされる。

モラルがズレてたり、それが何十年間も常識だったり、
白い画用紙が黒く染まるのが気の毒で仕方ない』

 

 

『中卒や高卒ばかりの会社に東大卒が入ってくると
他の社員たちは劣等感を持つようになる。

どうせコネなんだろうとか、嫉妬の嵐だとか、
役員側から見ると他の社員を見下して敵対するのでは、
としか思えないから、入ってもらいたくない。』

 

 

『都会は転職が盛んだったり、人材の流動が激しいけど
地方の会社は親の知り合いとか、上司の娘と結婚とか
あまりにも日常茶飯事。

最初に入った1つの会社で一生を終えるのが未だに普通で、
噂なんかは疾風のごとくあっという間に知れ渡るから
地元にいられなくなるよ。』

 

 

『本当に東大卒の人なら、普通に就職できるはず。
それができなかったのは人格に問題あるんじゃないかと
疑ってみてしまうのが普通の反応なのでは。』

 

結論:吐き気がしてきた

というようにSさんのことを見ていくと
現代の日本の有り様も煤けてきて、
まるで幸福感の無い環境ばかりに気持ち悪くなってました。

その後、Sさんがどうなったかは知りません。

 

Sさんの人格も、まぁどうなのかと思うところはあるとしても、
親や教師の言われるままに勉強してきた挙句に得たものは
自由が全く感じられない窮屈な世界なんだなと。

 

深く読んでいくと割とリアルに感じられて、
これって結構あちこちで有り得る話というのも頷けました。

学歴社会って遠い昔の話だったのかなとか、
苦労、苦痛、厳格、悲壮、ばかりだし
これを見た現役大学生たちがいかに希望の見えない時代なんだろうって。

リスク回避してたはずの人たちが、
真っ先にリスクを味わうって悲惨すぎるでしょ。

 

私から1つだけ言いたいのは、
みんなそろそろ目を覚ますときなんじゃないの?ってこと。

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