Webマーケティングの手法と基本を詳しく解説

マーケティング

水上アキラです。Webマーケティングでは、施策の費用やそれによる効果等、全てを数値化することができることにより検証が行えます。

Webマーケティングは極めて小さい規模の費用から始められ、
予算が少なくても効果の出やすい施策もあります。

 

更に、施策を決定してから実行までに時間がほとんどかからず、
従来のマーケティングの手法とは違いハイスピードで行われます。

まずはWebマーケティングって何なのっていう方にも分かるように
全体像について話していきますね。

 

Webマーケティングの基本

 

『集客』『接客』『再来訪』の大きく三つに分かれます。

 

集客

SEO(検索エンジン最適化)という、インターネット上の検索結果から
アクセス増加を狙う施策です。

このSEOは、即効性にはかけるのですが、
長期的なユーザの流入が増えることが狙いであり、
Webマーケティングを行っているほとんどサイト・ブログは
SEO対策を考慮しています。

 

次に、リスティング広告やアドネットワーク広告、
その他メディアへの広告出稿による集客の獲得です。

広告料を支払い、Web上の様々なメディア(バナー広告やテキスト広告)、
他にもアプリなどに広告を配信する方法です。

広告料による費用はかかってしまいますが、集客の即効性は高く、
爆発的にユーザーを誘導できる可能性があります。

 

接客

ユーザーを満足させ、ユーザーの快適度を向上させるための施策です。

LPO(ランディングページの最適化)やEFOという、
サイトの入り口となるページやWebフォームを最適化するための施策です。

 

せっかく、集客施策によりユーザの興味を惹くことができても、
ユーザーを満足させることができなくて意味がありません。

 

再来訪

ユーザーに再度来訪してもらうための施策です。

一度サイトへ来訪したことのあるユーザに対して広告を配信して、
再来訪を誘導する『リターゲティング広告』や、
メールを配信することにより、再来訪を促す『メールマーケティング』などです。

再来訪施策は、配信対象者を増やすために、集客施策と同時に行う必要があります。

 

アクセス解析

 

現状把握と仮説

Webマーケティングを行うサイトオーナーは
アクセス解析がポイントとなります。

これをする必要性としては、現状の把握と分析による改善です。

分析をするだけでは、もちろん何にも生みません。

『データに基づくアクション』を最重要事項に取り上げ、
あくまでアクションを起こすことを前提にデータ分析を行うことです。

 

まず、集客(訪問者数・訪問回数・誘導元)で、
訪問者はどこから何人集まっているか、訪問回数はどれくらいか、
訪問者が何ページサイトを見て、誘導バーナーなど効果は適切だったかなどです。

これらのユーザーの動向をツールを用いてアクセスログのデータから理解していきます。

これで現状の把握をし、課題を見つけてその原因について仮説を立てます。

 

評価・検証

次に仮説をもとに改善のための施策を考えて、
実行に移し、最後に改善されたかどうかの評価・検証を行います。

「良くなったから次はこの施策を試そう」
「悪い原因がここだから次はここを改善しよう」
といった感じです。

このように、行った改善施策を検証し、これらの結果をまとめて評価し、
ユーザーと共に次の改善を考えていくことが重要なのです。

 

例え

アクセス解析の流れは、分かりやすいように医者の話に例えられることが多いです。

現状の把握→原因分析→仮説→施策を考え→実行検証、までです。

 

病院に来る人は、少なくとも病気を治すという目的があって、
しっかりとした診断に基づいて、病気の原因に合った処置をする必要があります。

このように、医者の例えと同じでWebサイトでも
現状の把握から評価・検証までいって初めて改善されていきます。

 

LPOで問い合わせ数10倍以上の手法

 

LPOとは

LPOとはランディングページ最適化の略で、
LPOやランディングページ最適化というワードを聞いたことはあるけど、
よく意味がわからないなんて方も多いかと思います。

ここではLPOとは何か、また役割などを説明していきますね。

 

まずランディングページを依頼・制作する際に、
通常のWebサイトと同様のデザイン設計や事業戦略を設計してしまい、
せっかく訪問してくれたユーザを逃してしまいことが気づかないうちに多くあるのです。

せっかく広告を出してユーザーを誘導するのであれば、
収益を最大化するランディングページを仕上げていきたいところです。

 

そもそもランディングページとはなにかと言うと、
訪問してくれたユーザーが最初に目にするWebページのことをいいます。

ランディングページとなる専用の縦長のウェブページを
リンク先となるように制作します。

なぜ、リンク先に設定してまで誘導するのかというと、
ランディングページはお客様のニーズを最適化しやすく、
求めている情報を端的にダイレクトに伝えることができるからです。

 

これは、特定のキーワードで検索した際に表示される広告からの流入がメインなので、それを必要としているユーザーだけを効率よく集客でき、ニーズに特化したページなので、結果、通常のWebサイトより圧倒的に収益を上げることができます。

 

LPO最適化

ここまででランディングページの役割を理解してもらえたと思いますが、
続いては実際に最適化についてです。

ランディングページ最適化を実施することで、
競合他社にはない成功要因や課題を導き出すができ、
またページの離脱を最小限に抑えることができます。

つまり、収益を最大化するためには
依頼側のオーナーがしっかり事業戦略を練り、
自分で制作するにもデザイナーに依頼するにも、
ランディングページの基本原則を守って制作していきます。

 

この2つの要素を合わせたものがLPO(ランディングページ最適化)です。

はじめに目にしてもらうことになるであろうランディングページで、
いかにユーザーを引き止め、ニーズに答えれるか、
それが収益に繋がっていくということです。

 

Webマーケティングによる4つのP

 

Webマーケティングには様々な手法が確立されていますが、
どれもいかにユーザーへアプローチし、取り込みんでいくかという、
根源的な必要性を十分理解したうえで取り組まなければ、効果は得られないでしょう。

 

マーケティングの基礎理論とも言える4Pとは

  • 価格(Price)
  • 流通(Place)
  • 製品(Product)
  • プロモーション(Promotion)

という4つのPで構成されています。

 

この4つの組み合わせと改変によって、自社の商品の強みを売り込み、
競合している他社との差別化を図ることを4Pのマーケティング戦略と呼ばれています。

Webマーケティングでは、価格・製品・プロモーションを複合的に見て、
他のWebサイトと差別化していくのが合理的なので、
差別化できる要素を紹介していきます。

 

まずは、スピードの向上で、あなたが運営しているWebサイトの商品や
情報のサービスを今までよりスピードアップさせます。

これにより、差別化を図れ、例え当社比でも改善して、
何らかの差別化を図ろうとすることが重要になってきます。

また、利便性の向上についても差別化を図れるポイントであります。

 

現在では、Web上で見積もりなどを行え、
簡単にサービス検討ができるサービスや、保管サービスなど、
ユーザーが望む+αのサービスが付帯していることが多くあります。

このような様々な観点から考えると、利便性の向上による差別化は比較的考えやすいでしょう。

 

そして、重要になってくるのは、信頼性や安心感です。

安心感や信頼感を高めるのは非常に重要なことで、
仮にその内容が業界では当たり前のことでも、
積極的にアピールすることが競合している他社との差別化に繋がる場合があります。

 

例えば、『効果が感じられなければ返品も可能!』や
『商品購入後もアフターダイヤルによるケアも行っている!』
などのキャッチコピーから安心感を感じられます。

 

また、『お客様の90%以上からリピートを受けています!』や
『大好評で会員数10万人突破!』などといった、
信頼感のあるワードも打ち出していきましょう。

差別化していくことが重要となり、しっかりポイントさえ抑えれば、
大企業にも負けない魅力的な見せ方をすることも可能です。

 

セグメントの重要性

 

セグメントとは、分別や区別、区分などいった意味の単語です。

マーケティングの世界では、購入してくれるユーザーの年齢や性別、
職業等の区分や市場での、共通のニーズを有し、
似通った消費行動をするユーザーの集団などといった意味で使用されます。

 

分かりにくいと思いますので、運動会の玉入れを例にして例えてみます。

玉入れをする時、1つのカゴめがけて赤と白の玉を投げ入れた場合、
それぞれの色が混ざった状態でカゴを埋め尽くします。

 

この状態でも、数えればどちらが多いかは分かりますが、
一目で結果が明らかではありません。

ですので、赤と白のかごを用意して、それぞれに投げ入れていきます。

 

これなら差がわずかの場合はともかく、
大抵の場合どちらの色が玉が多く入っているのか一目で分かるようになり、
個数を数える際にも同じ色の玉だけが入っているので、
効率よく数えることができます。

 

つまり、同じものは同じところに分けることにより、
分かりやすくなるということです。

上記の話は例えになりますが、
Webマーケティングでは何千という数になることも珍しいわけではなく、
セグメントは非常に重要になってきます。

 

まず、セグメントを作成するにあたって、区分するための軸が必要になり、
玉入れの例では、玉の色(赤か白か)が軸に当たります。

マーケティング上でよく使用される軸としては、
国や都道府県、市町村などの地理データや、年齢や性別、家族構成、職業
などといった人口統計データなどであり、
これらの軸は組み合わせることで、更に多くの軸を作成します。

 

そして、セグメント作成のコツとしては、
細分化しすぎないことで、分割・区分している要素が無意味では、意味がありません。

 

また、セグメントの作成は通常、1回限りで終わってしまうことはなく、
ある程度の頻度で作業の更新を行います。

つまり、どういう軸を用いて、どのようなデータが取得できたか、
という分析プロセスを詳細に記録し、検証を継続していくことが重要です。

 

 

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