水上アキラです。アフィリエイトASPのアクセストレードからのメールで、『【AccessTrade】モバイル向けアフィリエイト提供終了のお知らせ』というものが届きました。
ガラケー向けのアフィリエイトをしている広告では一切成果報酬にならなくなる、
という内容ですね。
『えっ、まだあったんだ』という感覚も持ちましたが、
徐々にどこのASPもそうなるでしょう。
今回はちょっと懐かしい話にもなります。
ガラケー所有者の人口は?
とあるガラケー(フューチャーホン)の所有者人口の統計を調べてみると、
2019年でも5人に1人は持っているというデータが出ているんだとか。
5人に1人って、高齢化社会というのと子供を抜いて
1500万人くらいいるってことですよね。
60代以上だと使うのも電話とメールだけだし、
安いガラケーで十分って人も多いんだということなんでしょうか。
ただ、ネットで調べるという行為をしない以上、
ガラケー向けのアフィリエイトサイトを作っていても
見てもらえることが無いのも分かる。
ガラケーでも特に不満が無い
なぜスマホじゃなくて未だにガラケーなんだ?っていうのは
若い世代が持つ感覚であって、当の本人たちは至って困ってないからという意見も多いです。
『ネットが見づらい』『アプリができない』『ファイルや画像が見れない』
みたいな不満は多少あるようですが、そういう人は徐々にスマホに移行するとして
そういう不満が無ければ特に必要もないってことです。
情報や連絡に迅速さを求めなくなって、のんびりしたい人にとっては、
スマホの機能や便利さは邪魔でさえあるのかもしれません。
スマホは、パソコン&電話みたいなものなので
データ通信料も使い放題じゃないと負担ありますし、
あっても使わない人は使わないわけで、
結局ガラケーのままで良いって人は多いことが分かります。
そういう理由から一旦スマホにしたことはあっても、
またガラケーに戻る人すらいるんですよね。
それに、ガラケー通信である3G回線が消滅してしまうところまでなると
いよいよガラケーそのものが使えなくなる、となれば
20%の人は『それなら携帯を持つのを辞めるよ』という回答もあったとか。
持ってて当たり前のはずの考えからも外れていくわけです。
中古ガラケー市場が盛り上がりつつあるみたい
Amazonやメルカリを見ている限りでは
タブレットやMacの中古市場はかなり需要と供給の応酬が繰り広げられてますが
実店舗で中古ガラケーショップなんてものも今になって出てきてます。
15万台とか、マジで?って感じですよね。
ガラケーアフィリエイトの時代はどんなだったか
かつてはガラケーの簡単なHTMLサイトで稼げた時代もありましたが、
2019年の現在に作ってるなんて人もほとんどいないと思うので
アフィリエイターにとって今さら特に被害だとかそういう話じゃないんですけどね。
これは他のASPでも同様の動きは当然であり、
私も所有サイトはとっくの昔にスマホ向けへの切換えは終わってますが、
時代の流れってやつをひしひしと感じますね。
ほんの10年前は『ガラケーアフィリエイト』の高額塾など流行ってたのに
スマホの登場で一気に減少していって、ついにASP広告が消滅です。
広告収入が無くなるのならガラケー向けサイトを作っても意味ないですし。
何が言いたいかっていうと、インターネットの世界は
こんな風景が本当にごく日常だということです。
新しいサービスが出てくればそれとビジネスを結び付けようとする人が大勢出てきて、
上手い事ありつけた人々だけが美味しいところを持っていき、
成功者が出ないと第一歩が踏み出せなくて様子を見ていた後発組が続々と追っかけていく。
大抵は先駆者だけが刈り取っていくので、
後発組は少ないパイを大勢で取り合うレッドオーシャンです。
カリフォルニアで昔あったゴールドラッシュと全く同じ動きをするんです。
買う側でいる時点で、いつまで経っても儲かるわけありません。
仮想通貨もそうでしたよね。
一番最初にビットコインを持っていた人だけが勝ち組だったような。
『儲かるらしいぞ』で聞きつけて参入しても大した恩恵は無いっていうのは
言うまでもないはずなのに、分かっているはずなのに、
気が付いたら後発組になってしまう。
先駆者が巧みな話術や文章力を持っているだけでホイホイと釣られていく、
という図式は昔から変わってないってことです。
ビジネスは、原理原則と本質さえ見抜いていれば
流行り廃れに左右されないんです。
発明なんかしなくても、アイデアが無くても、これさえ理解していれば
少なくとも失敗する確率は減らせます。
ペラサイトでも検索1位だった
ガラケーのアフィリエイトのときに売れていた広告っていうのは、
消費者金融、ゲーム系、出会い系、なんかはやっぱりお馴染みでした。
原理原則と本質にも当てはまっています。
当時のガラケーサイトなんて、作っている人がほとんどいないので
本当に内容がペラペラなのに検索上位に出てましたしね。
Googleのガラケー版はPC版とは違うアルゴリズムだったので、
メチャクチャ広告ばかりのページなのに、
検索1位にいたりしました。
ツールでページを量産することもできた時代だったので
ページを作ってる本人もイチイチ気付いてなかったんじゃないかっていう。
もちろん2019年の現在ではこんな手法は全て圏外に吹っ飛ばされてますよ。
ガラケー向けアフィリエイト終了。ネットビジネスは常に変化に追われるまとめ
今回はASPアクセストレードのモバイル広告終了に伴って
懐かしい話も出てきました。
流行り廃れが数年単位で出てきては消えるのがネットの世界です。
『何かが儲かる』みたいに流行だけを追っているようだと
その頃にはとっくに狩り尽くされてる可能性も高いんです。
いかに原理原則と本質を見抜く力を持てるかが長期的に稼げる秘訣です。
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