カリギュラ効果をセールスで活かす方法を解説

心理学

水上アキトです。『絶対に振り返ってはいけません』と言われると振り返りたくなるものです。

これは人間の持つ本能から来ている心理現象によるもので、
カリギュラ効果と呼ばれています。

『触っちゃダメだよ』と言い聞かせた子供がついつい触ってしまって怒ることに、
なんて場面もよくありますよね。

 

これはローマ帝国皇帝カリグラをモデルにした映画『カリギュラ』から来ていて、
過激すぎる内容でもあったことで上映条件を限定したところ、
多くの人が上映している映画館に押し寄せたことから来ています。

バンドワゴン効果も加わったのかもしれません。

バンドワゴン効果がマーケティングで絶大な理由
ビジネスの場面でどのようにバンドワゴン効果を使えるのか解説していきます。

 

カリギュラ効果の事例

パンドラの箱

かつてギリシャ神話の中で男性しかいない時代、
神ゼウスがパンドラという名の女性が入った箱を彼らに与えました。

その中には災いも入れられており、初めて見る箱、初めて女性の存在を知る男性たちは
これが一体何を意味するのかと疑問に思います。

開けてはダメとなっていても、女性を知らない男性にとって
果たして刺激があるものか、生活が変わるものなのか、別の生き物なのか、
想像すらできませんよね。

その興味が高まり、ついにパンドラの箱を開けてしまったという話です。

 

人間は、大きな変化が期待されるものに興味を持ちます。

それが破綻を被る可能性を持っていると分かっていても実行してしまうところがあります。

 

明治維新

鎖国をしていた日本は独自の文化で生活が成り立っていましたが、
そこに入ってきた黒船の存在は歴史の教科書でも知られるほど
大きな影響力を与えましたね。

『一体なんだ?』

『敵か味方かも分からない』

『この先どうなってしまうんだ?』

そんな疑問だらけの混乱が起こり、新時代を信じた者たちによって切り開かれました。

 

有名な昔話

『浦島太郎』では、竜宮城から帰ってきた浦島の手元に、
乙姫から渡された玉手箱を持っていました。

「開けてはなりません」と言われていたのに開けてしまったのが最後のオチで書かれてます。

 

『鶴の恩返し』では、お爺さんたちに恩返しに来た鶴が、
「絶対に襖を覗いてはなりません」と言っていたのに、こっそり覗いてしまいました。

 

『ロミオとジュリエット』では、2人が一緒になることを禁止され、
周りから反対されればされるほど2人の情熱は燃え上がっていきました。

 

これらのようにダメと言われるものほど強い意識が働いてしまい、
何としても反対の行動を起こしてしまう心理があります。

 

仮想通貨

仮想通貨も正しいのか悪いのか分からないところから始まり、
未知なるものに大きな期待を持っても損失を出した人も多かったものです。

結果として一部が大儲け、大半は損失、のパターンになっていても
それはパンドラの箱を開けた結果です。

マスコミや大企業を巻き込むほどの影響力すら与えることがあるということです。

 

雑誌の袋とじ

『見てはいけない』という効果と
『購入者限定』という希少性の法則もありますね。

一体何があるんだろう? どうしても見てみたい、という気にさせることで
購入させる意図があるわけです。

 

禁止は強いストレスを感じる

このようにいつの時代でも同じようなパターンが起こっていたことが分かりますね。

理性では止められないのです。

本能が起こしてしまっているんです。

 

人間というのは、

  • 自分の意思を持ち
  • 自分で判断して
  • 自分の自由にしたい

ということを本能的に持っている生き物です。

 

自由に選択できない状況に、強いストレスを感じてしまうんです。

止められれば止められるほどもう我慢できないとなり、
ストレスを解放するために行動に出てしまうということです。

理性で止められるものでは無いということです。

 

禁止が逆効果な場面

マスコミでも報道されたり、自分でも辞めないといけない、
と思っていても禁煙できない人は多いですね。

1週間とか10日経ってしまうとストレス発散ができず
どうしても我慢できなくなり禁煙に失敗です。

 

痩せないといけないと心に決めて食事制限や運動を始めてみるも、
制限すればするほどストレスが溜まっていき、何かの拍子にタガが外れて
反動でバカバカ食べ過ぎたり、運動も続かず、ダイエット失敗なんて話もよくあります。

 

校則で決められた茶髪禁止・化粧禁止
ダメだと言われるほど反発してやっちゃった人も少なくないですね。

やりたいのに禁止されるストレスを解放するためにやってしまうというわけです。

 

カリギュラ効果を使った文章も取り入れよう

カリギュラ効果は、広告のキャッチコピーでもよく使われます。

テレビ、新聞、雑誌、など探してみると参考になります。

それを自分のブログやメルマガで広告に誘導するときにも使えます。

 

見ちゃダメって言ってるのに何故見せようとしてるんだろうなんて
冷静になれる人は少ないんです。

え~い、見ちゃえ!のようにストレスを解放する誘惑を仕掛けることで
人を思いのままに操ることができてしまうのが心理マーケティングの面白いところです。

ぜひ文章を書くときに実践してみましょう。

 

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